読書術

  1. 本を読む準備をする
  2. 本の読み方を知る
  3. 本から得た知識をアウトプットする

 

欲しい知識を明確に

 

メンタルマップ・・・自分の人生の目標や行動を視覚化し、マップ形式にしてまとめたもの

人間は行動を起こす時に何らかのメリットを感じて起こしたはずなのに時間が経つとそれを忘れてしまう。そうならないためのメンタルマップ

何か行動を起こす時に①その行動を起こす理由②もたらされるメリット③期待している事を箇条書きで書き出す。迷ったらそれを見直す

専門書等ボリュームがたくさんある場合は、章ごとにブレークダウンして、上記メンタルマップを書くとよい

 

キュリオシティ・ギャップ・・・自分が持っている知識と本に書かれた知識の差を意識することが、好奇心を刺激に内容が記憶に残りやすくなること

好奇心を刺激されたときの方が記憶力は高まる

ページを2分割して、左にすでに自分が知っている知識を書き、右に目次をスキミングしながら、好奇心を刺激された見出しを書いていく

 

著者の性格を想像して読む。巻末を見て

感情が乗っていると記憶に残りやすい。巻末などにより著者の性格を想像した後に、目の前に著者が存在し、著者と会話しているかのようにイメージしながら読む

実際にこの人に会えたらどんな質問をしたいかをイメージするのも良い

 

セルフテスト・・・自分の現在地を知るためのもの

1十分な時間とモチベが足りない→スキマ時間で全然大丈夫

2集中力の維持ができない→この10分間は集中すると決め、タイマーがなったら2分瞑想する等する

3読むスピードが中々速くならない

4ぼきゃ不足→分からなかった単語を感情を乗せながら書き出す

5本のどの部分に集中すべきかが選べない→最初から最後まで読まなければいけないという思い込みを捨てる事

6新しい理論・細かい情報が理解できない→最初から全てを理解しようとするのではなく、まずは自分が理解できるところと、自分が持っている知識との共通点を見つける事

7メインのポイントと議論のポイントがつかめない

8エビデンスの価値が図れない

9本の内容を理解するための背景知識や経験がない→入門書を選ぶ

10馴染みのない分野である

 

 

理解力と記憶力を高める5つの読み方

全てに共通しているのは、本の単なる読者とならないこと

1予測読み

目次や巻末、自分の知識を総動員して、本の内容を類推すること

予測を箇条書きで記録し、本を読んだ後、比較することが重要

読書の効果を上げるポイントとして、最初から読むのではなく、興味のあるポイントから読むことが重要!

前書きと後書き、興味を引いた章を1つ読む様にすること

 

2ビジュアライジン

論理構造を絵でイメージすること

前提・解説・結論

自分が本に求めていた内容を前提として、読んだ内容に含まれていた役立つ情報を解説として取り出し、誰かに話す状況を想定しながら結論で要約する

→その後マインドマップを用いる

役立つ部分をピックアップし、それをパーツ毎にまとめ、論理構造としてビジュアル化すること。そこからキーワードだけ抽出してビジュアライズする

論理構造という設計図を描き、その後キーワードを抽出して、ビジュアライズする。復習の時はビジュアライズした図を見るだけで芋づる式に記憶を引っ張り出す事ができる

 

3つなげ読み

過去に読んだ事のあるテキストとつなぎ合わせる

体験とつなぎ合わせる

世界に起きている現象とつなぎ合わせる

※全てにやると負荷がかかりすぎてしまうので、ここは理解したい、覚えたいというポイントに絞ってやるようにする

 

4章ごとに拾い読みして、要するにこういう事でしょと自分で要約する

要約できると自分の興味が明確になるとともに、内容と優先順位がつけられる

要するにどんな事が書かれていて、どんな感情になったのか、どう思ったのかを自分の言葉で書くこと。本の内容をそのまま映すだけだと脳は達成感を得られるが、記憶には定着しにくい

 

5質問読み

著者に合いの手、疑問を投げかけながら読み進める

1この本がテーマとしている問題提起は?どんな問題を提示し、どんな解決策を提案しているのか?

2この本はどのように始まり、どのように終わったか

3あなたはこの本から何を学びたいか

4この本が同じジャンルと似ている部分、違う部分はどこだろう

5この本はなぜ重要なのか

6この本のタイトルと内容はあっているだろうか、自分がタイトルをつけるとしたら?

7この本のキーポイントやコンセプトは何だろう

8本の書き出しをチェックして、読者をひきつけるためどんなトピックを展開しているか

9本で扱われているビジュアル要素から何を学んだか

10人に勧めるとき、どの章のどんな情報を取り上げるか

11著者は読者に対して、どう考えてほしいと思っているのだろうか

12作者はこの本を面白くするためにどんな工夫をしているのだろうか

13作者の主張のどこに賛成できるか、その理由は?

14テーマを説明するために作者はどのような事例を出しているか、その中で興味深かった例は?

15この本を読んでいるときどんな感情になったか

16この本で最も重要な一文は?その理由は?

17本の内容を振り返って一番自分にとって刺さった部分はどこか?

 

上記質問から数個選び、本を読んでいる最中意識しながら読む

本を読んだ後に自分が回答する

→正解を出す事が重要ではなく、読書を始める前に問題を意識して、読みながら答えを探す事に意味がある

 

 

本から得た知識を定着させ自分や周りの人の役立つように

教えるつもりで読むと理解力が28%もアップする

読んでいてこれはいいなと思った方法を実践・習慣化する

 

相手に?を出させてから解説。その手段としてテクニカルタームがある

 

説得のSPICE

Simplify(単純化)・・・相手に伝えたい事は出来るだけ単純なメッセージにしてまとめる

Perceived self-interest(自己利益感)・・・聞き手の利益になるような言い方をする

Incongruity(意外性)・・・意外な事実に相手の興味が向いているときに交渉を進める事

Confidence(自信)

Empathy(共感)・・・共感を入り口にして相手を説得する。人間は共感している時は論理的な思考よりも感情を優先させる

例えば悩みの相談に乗っている時に、どうしてそこまでこだわるのですか?何か理由があるならこっそり教えて、等といって相手に話させたら先に、分かる分かると共感すること

すると相手の心にも共感が生まれる

 

また、伝えたい事を繰り返すと説得力が上がる。しかし、まったく同じフレーズだったら効果は下がる。

 

スキミング、重要だと思った箇所、その理由をメモに

再読、重要な箇所を精読する

再再読、要するに読みで重要な箇所を自分の言葉で要約する