書籍要約 Daigo 片付けの心理法則

Daigo 片付けの心理法則

  1. 部屋を片付ける事によって、部屋での誘惑を少なくする。結果としてより勉強に集中できるようになるとともに、物を探す時間が少なくなり、自分のしたい事により時間を使えるようになるから。
  2. 自分のしたい事をする時間が増える。誘惑が少なくなり、より勉強に集中できる。部屋のスペースが増える。売却するとなるとお金が少し増える
  3. 自由時間の増加、勉強時間の増加、集中力の増加、運気の増加、部屋が散らかっている事による心理的ストレスの減少

 

物が少ないと探し物をする時間が減る、ストレスも減る、きれい、ウィルパワーが疲労しない

 

片付けの目的は自分の時間を増やし、人生の最大化を行う事。

原則1「3択の原則」

人間は選択肢が3つ以下でないと即決できない。モノとそのモノを使った行動は直結しているため、モノを減らせば、行動を迷いは少なくなり、より時間を生み出す事が出来る。

モノが捨てられないのは、選択回避の原則、保有効果、損失回避の原則が関わっている。

 

原則2「初速最大化の原則」

行動に取り掛かるまでの時間を早くしようということ。

そのためには、必要なモノが手に取りやすい環境であることと、行動を行うために必要な手順を少なくすることが必要。例えば、パソコンをして作業をするスペースなら、パソコンを設置したままにしておくとともに、パソコンの画面を開いておく等

何となく取るべき行動が分かる状態の事をアフォーダンスと言い、これを目指すと初速が早くなる。具体的には、勉強をしたいなら、机の上に、開いた状態の問題集と筆記用具を置いておく等

場所と行動をリンクさせるためには、付箋を使った手法が有効。例えば、机の上で勉強しかしないのであれば、付箋に勉強と書き、貼っておくと迷いが減るし、面倒くささがなくなる。

 

原則3「ローコスト管理の原則」

管理にはクリーニングに出したりするため、お金がかかる。さらには、お手入れも必要だったり、衣装だと衣替えや整理に手間が掛かるため、時間もかかる。

そのため、細かな管理が必要なモノをはまとめて捨てよう

リターンを生まないものは捨てる、あるいは、そもそも買わないと決めておく

 

 

片付けとは、捨てるものを選ぶのではなく、必要であり、持ち続けるものを選ぶこと。そしてそれ以外を捨てればよい。なので、片付けをする時は、最初は必要なモノに目を向ける事。

ちょっといいものだからという理由だけで残しておくと、モノが増えて、本当に必要なものが埋没してしまう。そのため、自分にとって必要ないちょっといいものを売ったり、友人にあげた後に自分にとって必要なすごく良いものに変えるのがおすすめ

 

~自分のやりたい事はなにか、どんな未来を望むのかを思考するために~

・理想の一日を考える

朝起きてから、夜寝るまでの行動を時系列で書き出す

次にそれぞれの行動で必要なモノを書き出す

→こうして書き出されたモノは自分にとって必要なモノ。逆にリストアップされなかったものについては、自分にとっては必要ないものと言える。

 

・何をしている時が一番楽しいかを考える

 

・アラームで一時間毎に一日の行動と思考を記録する。

このメモのポイントは、どこにいるのか、何をしているのかに加えて、もう一項目「その時別の事を考えていなかったか」を記入すること

何かをしていた時に、他の事を考えていた、つまり心がマインドフルで充実した状態でなかった時は現在の行動に対して満足度が低いと言える。

 

基本的に、モノは持っているだけでは楽しくない。つまり、モノは所有ではなく、使用することによって幸福を生む

ここで片づけをするとモノが使いやすくなるというメリットもある。

しまう事よりも使う事にフォーカスを充てるのが肝要、そのため、取り出しやすさ優先で片づける事。

置き場所は使う場所のすぐそばに置く、使用頻度の高いモノほど身近に置く等

もっと使いたいモノやいつも使っているモノをどこに配置するかという発想から片付けを始める

 

目標も減らした方が良いものの一つ。目標が多すぎて、集中力と時間を分散させてしまっている。

目標を次々と立てて、どれも達成できていない人は自分にとって本当に大事な事が分かっていない人

 

迷わずに捨てる、モノが勝手に減っていく7つの質問

1一旦捨てたとして、これを買いなおすかどうか

応用形として、ここはお店だ。ここから買いたいものを選ぼうと自己暗示をかけて、買いたいもの以外は捨てる

 

2長期旅行に持っていきたいものか

三か月以上の長期旅行のトランクにこれは詰めたいかどうかで考える

 

3誰かが買ってくれるとしたら売るか

絶対に手放したくないモノだけを手元に置く

(ブクマ、本のメルカリ)

 

4あの日に戻れたとしてやはりこれを買うか

あの日に戻れたとして、またこれを買うかと自問し、失敗も認める

そして、「買わないもの」を記録し、これからの買い物に活かす

 

5お金が無限にあったら、本当にこれを買うか?もっといいものを買うのではないかと自分に質問する

お金がたくさんあるといつでも買えると心の余裕ができるので、モノをそれほど買わなくなる

お金が少ないからこそ人は衝動的にモノを買ってしまう

妥協をやめて、一番いいものに囲まれて暮らす

 

6これを何回我慢すれば、欲しいモノが買えるか

二段階思考を併用するとさらに効果的

二段階思考とは、何かを我慢することによってほしいものを得られるという一段階目に加えて、手に入ったモノがさらに大きな結果につながる第二段階まで考えるというもの

 

7三年五年十年経っても必要か

ロングスパンで必要かどうかを考える

3年前等前に買ったもので、これは買って良かったな、これは買わないほうが良かったというモノを思いつくまま書き出す事が大事

→ここから自分の思考の癖、何を自分は求めているのかを分析・自覚することが出来る。

 

 

これで二度と散らからない毎日の片付け習慣

 

  • 1イン2アウト

1つ入れたら2つ捨てる

1イン1アウトだとモノは減らないどころか、ヒトからもらったもの等気づかずに入ってくるモノもあるので、2アウトが必要

また、2つモノを捨てないといけないので、モノの購入により慎重になる

 

2一日一与

自分の持ち物を他人にあげる事を習慣化してしまう

他人にモノをあげる事は捨てる事のハードルを低くするだけでなく、利他的行動は幸福度も上げるので一石二鳥

また、幸福度の向上は判断能力や積極性の向上にもつながる

 

3あらゆるものを使ったら、5秒以内に元に戻せるように配置する事

さらにモノの位置を完全に決める事が重要

この辺の壁に立てかけておくか等といったあいまいな決め方だと、どう置くかを迷っているうちに時間が過ぎて行ってしまう

置き場所を完全に決められないモノは部屋の混乱の原因となるモノであり、減らした方が良い。また、収納等もぎちぎちにすると出し入れの際に四苦八苦することになるので、スペースを持たせる

どうしても置き場所が決められないモノは空っぽコーナーに置く。

そこに入れられたモノは一日に一回は点検し、空っぽにすること

 

4六割収納ルール

スペースの6割しか使わずに、収納というよりもディスプレイしている感覚に近づける

→高級店の

お店の陳列棚をイメージ

 

5写真暗示

綺麗になった部屋の写真をプリントアウトし、目につくところに貼っておけば、自ずと散らかっている部分に目が行き、片づけるようになる(子供の片付けにも良い)

 

清潔感のある香りは部屋を散らかりにくくさせる効果がある。

特にミントの香りは、認知能力を向上させる効果もある

 

部屋の中に1か所だけ完璧に片づける部分を作ると他の部分もそれに倣って片づけるようになる。

If-thenを活用する

例えば、ペーパータオルを洗面台において置き、手を拭いた後に気になる部分を拭いたり、磨いたりする

 

デスクに向かった時は仕事や読書のみをすると決めて置き、映画等はしないように徹底する。

また、やってもよい事を三点ほどリストアップしても良い

 

ツァイガルニク効果を利用し、中途半端な所でやめて翌日はそこから始めるようにすると取り掛かりやすくなる。

 

スポットライトを用いると光が当たってる所にだけ集中が向くので、集中力が向上する。

蛍光灯のような青白い光は集中力の上昇が規定できる

暖色系の光はアイディア出しにおすすめ

 

カバンは目をつぶっていても何かどこにあるか分かる状態がベスト

大事なのは、カバンの軽さと行動力の高さは比例すること

 

スマホの中も整理すること

 

ホテルの様な飾る収納を目指す。

収納はモノをため込んで増やす機能があるので、注意して使わないと家の中がモノで溢れかえってしまう

 

少量のモノにする・・・ホテルの様な統一感に溢れた感じを目指す

まとめて買い替える・・・都度都度買い替える必要ないので管理コストが掛からず楽

 

生み出した時間を何に使うのか予め決めておく

 

作業は切り替える回数が増えるほど作業能率は下がるので、マルチタスクは避ける事

 

スケジュール帳に評価も記入し(三段階で◎、〇、△)なぜそうなったのかを一言付け加える事

 

GTD→やり直し、やりかけを速攻で処理するテクニック

・タスクをリストアップし、すぐにできる事はやってしまう

・すぐにできない事はいつやるのかを決めておく

・新しいタスクもいつやるかを決めておく

 

1日のどこで何をしていたかを記録するとともに、理想の一日を描いてみる